2012年2月23日(木) 07:13 JST
近所に「五十嵐喜芳」という表札を見かけるので、
この家の前を通り過ぎるとき、
「コメットさんに出ていた、声楽家の五十嵐さんではないよねえ・・・」
なんて、考えたりしていたけれど、
五十嵐喜芳自伝「わが心のベルカント」を手にとり、
彼が昨年9月に亡くなられていたことと
田園調布に住んでいらっしゃったことを知り
別人なんだと・・・
で、わが心のベルカント
「ベルカント(イタリア語 Bel Canto、「美しい歌」「美しい歌唱」の意)は、声楽用語のひとつ 」だそうですが、
五十嵐さんの、甘く美しいテノーレ・リリコ・レッジェーロ(軽やかな質の叙情的なテノール)の歌声がそうなんでしょう。
彼は、戦後日本のオペラを代表する歌手で指導者として知られていましたが、
声楽家としてもスタートは、23歳で東京芸大入学時。
意外に遅いスタートでしたが、才能と出会いに恵まれて2度のイタリア留学。
戦後復興から黄土経済成長という時代背景もあったのか
さまざまな人から援助されたという。
事業家の安宅英一は個人奨学金を出し、
イタリアの往年の名歌手スキーパは1年間の個人レッスンの授業料を受け取ろうとしなかったとか。
だから、コメットさんに出たり、ワイドショーの司会をしたり、
「芸術家の先生」といった人ではなかったのかもしれない。
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